22日ウイング精華高校 観劇ブログ

開演直後の土下座がトリッキーな演出で、印象に残っています。ネタと真剣な場面のメリハリがあって、最後まで飽きずに楽しむことができました。一人一人のキャラも個性的で、ドアの開け方など細かいところにも個性がでていました。丸山あん役の庵ノ前弥ノ瑠さんのキャラがとても好きで、だいこんの衣装や繰り返し使われたセリフ「みかん食べる?」など、可愛くて面白かったです!一人芝居を音響をかけずに間を持たせることができていて役者の見せ場もちゃんとあり、とても勉強になりました!お疲れ様でした。(阿倍野高校 久保友紀)

 

 

遅くなってすみません。

 

 

阿倍野高校「たまねぎ」を観劇いたしました。
可動式のパネルを使って、場面ごとに違った雰囲気が出ており、一つの装置で色々な表情を見せることが出来るのだとわかりました。
役者さんもそれぞれの役をうまく演じていたと思います。全体を通して、役者ひとりひとりの間が少しずつ違っていたのが惜しかったと思います。
音響さんと照明さんは、タイミングがぴったりでした。特に、敵が侵入してきた場面が良かったと思います。
最後に脚本についてですが、お話上仕方の無いことかも知れませんが、全体的に暗転が多かったのと展開が早く感じました。たまねぎの特徴を捉えて、作品作りすることが出来ていて、とても良かったです。
池田高校 山上かりん

鶴見商業観劇レポート

鶴見商業らしい、パワフルな舞台でした。芝居がかったオーバーな動きがとても面白かったです。そして、舞台上に出ている役者、全員が一度もエネルギーを落とさずに全力で演技をしていました。高校演劇を全力で楽しんでいるようで、見ていて気持ちが良かったです。初めは、大阪らしいコミカルな話でしたが、だんだんいじめの話になりました。いじめは、誰にでも起こるかもしれないことなので、人ごとではないと思います。その現実を見事に再現していたと思います。(咲くやこの花高校 藤田沙也)

大阪国際滝井高校 観劇ブログ

7月27日滝井高校さんの舞台をゲネプロと本番で観劇させて頂きました。


物語はタイムトラベルという非現実の世界だったのですが、一つ一つ丁寧につくられていてすぐに劇の世界に入り込めました。

オープニングダンスも振り付けが揃っていて見ていてワクワクしました。


劇の内容はタイムトラベルが可能となった世界で意図的に過去を変えられしまった主人公の柿本が恋人と離れてしまい、再び出会うためにタイムトラベルをするという話で、最後は無事に2人が出会い、見ていて気持ちがいい程のハッピーエンドでした。


劇の中で印象に残ったセリフが、「音楽は人の心が変わらない限り残る」というようなセリフです。たとえ過去が変わってしまっても柿本の気持ちが強く、恋人を想う気持ちが変わらなかったから再び出会う事が出来たんだと改めて感じました。

また、数々の和歌がセリフにおり込まれており、和歌を通して登場人物の気持ちを代弁するという表現方法に魅せられました。


音響照明のタイミングもぴったりで、特に過去を変えられてしまった時の目眩を表現する際の音響照明はとても勉強になりました。


HPF初参加だとはとても思えないような、堂々とした舞台でした。


大阪国際滝井高校さん、素敵な劇をありがとうございました。



関西創価高校 演劇部一同

枚方なぎさ高校さんの感想です

7月23日(土)に枚方なぎさ高校さんの作品を観劇させて頂きました。

私自身が、台本のセリフの中で「演劇なんて」という演劇を否定するようなセリフが好きなので、そのセリフが出てきた時に、好みだなぁと思ったのが第一に思ったことでした。

舞台では、平台に車輪を付け、その平台の上に舞台を作り、転換で回転をさせて場面を変えるという動きがあり、一つで二つの舞台に変わることができるというのは、画期的だと思いました。

私は最後の照明に使われていたSFJr(ソースフォージュニア)の水玉の明かりがとても好きでした。
ブルー転換も、シーリングを使わずに地明かり(?)で行っていて、前明かりを使わないところもとても新鮮でした。

音響では、横から聞 こえる時と上から聞こえる時の違いがあったように感じて、少しキョロキョロとしてしまいました。ギターの音と雨の音がとても綺麗で、楽しかったです。

踊らないけれど歌を歌うという新しいミュージカル調の作品で、とても楽しませていただきました。

素晴らしい作品をありがとうございました。

箕面東高校演劇部

清風南海高校観劇ブログ 当番校大谷高校

一筋の光の先には扇風機がひとつ。客入れの際からどんなお芝居が待っているのかドキドキワクワクさせられました…!キャストの方、一人一人の演技に引き込まれ、夏の暑さやそれぞれの扇風機とナナミとの思い出を綺麗に表現されていて凄いなと思いました。また、手芸部や他の部活がクーラー付きの部室を必死に取り合うところなどの面白さもあり、本当に終始楽しませて頂くことが出来ました。扇風機から広がっていく人間関係。一つの言葉に傷ついては歪んでゆく人間関係。一つの言葉、物事で人間関係というのは変わっていくのだなと改めて感じました。今の私は一つの言葉を大切に出来ているか?他人との思い出をきちんと心の中に残せているか?などたくさんのことを考えさせられ、大切にしなければならないと思いました。ケイのセリフに「光が強い分、影も濃くなる。でもきっと良いことがある!」というような言葉がありました。そのセリフを聞いて、どこか私の心が温まりました。明日の私に希望を持てるような、そんな不思議なパワーがその言葉には込められていました。照明もとても綺麗で時系列がとても分かりやすかったです。また、音響の音量もとてもよく、スタッフワークの連携が良かったです。清風南海高校さん、本当にお疲れ様でした!

大谷高校演劇部

淀川工科高等学校 観劇ブログ

7月25日淀川工科高等学校さんの『パンドラの鐘』をゲネプロで観劇させて頂きました。


最初の歌から美しく、すぐに劇世界に入り込むことができました。

全体的にテンポが良く、役者さんの動きの静と動がはっきりしていて、普段から身体をしっかり鍛えられているのが伝わってきました。

そして、1年生も多く出演されている中、どの役者さんもセリフの無い場面などでもしっかりした目線や仕草など細部までこだわられているんだなと思いました。

さらに音照も絶妙で、観ていてとても心地よかったです。


内容は戦争を扱っていて、タイトルのパンドラの鐘とは原爆を例えたものですが、セリフの中にもその様な戦争と関連する言葉や、場面を想像させる言葉が沢山散りばめられていました。

原爆投下を阻止するために死を決断するラストシーンには大変衝撃を受けました。スモークを使用しての眩いほどの光がとても印象的で、二度とこのようなことが起きないで欲しいという未来への願い、希望の光の様に見えました。


重たい内容を扱いながらも、とても軽快で、淀工さん特有のパワフルで力強い演技に圧倒され続け、あっという間の100分でした。


淀川工科高等学校の皆さん、お疲れ様でした。


金蘭会高校演劇部   大久保汐里