7月28日金蘭会高校「火男の火」観劇レポート

金蘭会高校さんの「火男の火」を観劇させていただきました。

今の時代高校生演劇では珍しい、現代ではないもっと昔の時代を舞台とした作品でした。

劇中に侍などの男性の役が多いため、みなさん普段の声ではない低い声で演じていたにもかかわらず、聞こえにくいことはなくセリフ一つ一つが耳に入ってきやすかったです。

高校生演劇とは思えない程の熱量、圧を感じました。

そして何よりも2時間を超える作品を走りきる体力、セリフを覚える記憶力に驚嘆しました。

劇中には歌唱するシーンもあり、色々な点で新鮮に感じました。(1年)

2時間という長丁場の劇を飽きさせずに見せていて凄いなと思いました。脚本も面白味がありましたし、何よりも登場人物一人一人のキャラがしっかりしていました。話していないときの動きがしっかりあって、大きく動いていたのが印象的でした。

途中途中に挟む歌が迫力があり鳥肌が立ちました。

照明や装置が役者一人一人を引き立てていました。

移動や装置を変える所も魅せていて、驚きました。

先の展開が気になり目が話せなくなっていきました。(1年)

劇中、ずっと鳥肌が立っていて、金蘭会高校さんの真っ直ぐぶつかってくる迫力のあるお芝居に、目が離せなかったです。心を奪われました。

それぞれの役者さんの魅力が、舞台上で合わさって輝いていました。火男が餡の話をするシーンがとても面白かったです。本番をロビーのモニターにて拝見させていただいていたのですが、お客さんの笑い声を聞いて、役者さん達と会場内が1つになっていると、強く感じました。お客さんを飽きさせない、面白いシーンが散りばめられていて、とても楽しかったです。終盤は瞬きなしで、役者の皆さんと音響さん、照明さんの演出に、圧倒されてしまいました。1つ1つのシーンが短く、転換が多いにも関わらず、見ている側の集中力が切れることが一度も無かったです。逆に、この後何が起こるんだろうと、気持ちが盛り上がりました。2時間があっという間に過ぎていました。本当に、素晴らしい舞台でした。当番校をさせて頂いたことと、ゲネを観劇させて頂いたことをとても幸せに思っています。ありがとうございました。お疲れさまでした。(2年)

担当:豊島高校

北摂つばさ高校「六本木少女地獄」観劇レポート

7月29日(土)ウイングフィールドで上演された北摂つばさ高校さんの「六本木少女地獄」観劇レポートになります。
独特の雰囲気を持つ脚本に音響や照明の切り替えで世界観を創り出し、それに合わせた役者の演技は素晴らしいものでした。ユーモア溢れる演技に思わず笑ってしまったり、また真剣な表情には考えさせられるたりするところも沢山ありました。
切り替えの部分も音を変えたり、役者の無表情での表現、明かりの感じで切り替えにも種類をつけたり、凄いなぁと思いました。

堺西高校観劇レポート

 堺西高等学校『陽花集〜桜・向日葵〜』の感想です。
 『桜 』と 『向日葵』の 二本仕立てのお芝居でした。
 まずは、『桜』から。 母がはやくに他界し、男手一つで育てる父と花(娘)のふたりのお話。父の一生で、ふたりだけの時間。
 花が幼少期のころから話ははじまりました。 花が小学生のころは、楽しく微笑ましく 高校生になったら、葛藤があり、切なくもあり 。
 二十歳になったら落ち着きつつも小さい頃の面影もあり 、父を見送るときは、しっかりとした大人を演じわけていました。
 花の成長や、ふたりはどういう日々を過ごしてきたのかがよく分かりました。
 ふたりだけの時間が、会場内に確かに流れていたように思います。
 父の、花を見つめる目や、髪をくしゃくしゃさせる動作には、愛がこもっていたし、本当に親子のようでした。会場も、温かな雰囲気と笑いで包まれていました。
 普通に生活していたら見ることはできないであろう、自分の家族以外の、家族のかたちを見ることができました。
 それは役者が真摯に役と向き合っていたから見ることができたんだろうと思います。
 先輩の感想も一つ。 花咲かじいさんの解釈がとても面白く、お父さんが演じる花咲か爺さんの芝居が雑で良い感じだった。
 お互いの思いをぶつけ合ってからのお父さんが後ろからギュってしたところが家族の愛って感じで感動した。
 親子の絆にうるっときた。

 つづいて『向日葵』 演劇部の女子高生と営業のサラリーマンのお話。
 公園で向日葵に水やりをやっているところ、サラリーマンに声をかけられ、ふたりの事情や思いを話していく、会話劇でした。
 先輩の感想を! 関西弁がとても上手く、テンポが良く、二人の距離感がとても良く出来ていたなと思った。
 自然な会話をしていたように思います。
 こちらも、本当に女子高生とサラリーマンでした。
 最後に全体を通して こちらは先輩の感想です。
 役者と裏を一つの芝居で両方出来るのが凄いと思った。劇中にでてきたダンスが個性的で、一生懸命覚えたんやろなと思った。
 堺西高校演劇部は3年生2人、2年生2人の4人で活動しています。
 『桜』のキャストは『向日葵』で裏をやり、『向日葵』のキャスとは『桜』で裏をやるという…
 みなさん、表情豊かに演技をしていました。生き生きとしていました。滑舌もよくて聞き取りやすかったです。
 『桜』は舞台上には役者ふたりだったので、マイムがよく出てきましたが、そのマイムも丁寧でした。
 最後のみんな揃ってのお辞儀もピシッと、後説も決まり、抜かりなく稽古をされているんだなと思いました。
 演劇にたいして真っ直ぐな姿勢が、とても素敵でした。

工芸高校 観劇ブログ

7月25日(火)シアトリカル應典院で工芸高校さんの「サンタクロースコンプレッ

クス」を観劇させていただきました。

舞台を見てはじめに思ったのは装置がとても綺麗だということです。

物語が始まって音響と照明が滑らかに変化していきます。それに役者の皆さんの演技

が合わさって、とても美しい世界観を出していました。

お話は三田のクリスマスにまつわる思い出が年代別に語られていきます。それぞれの

時代の三田の悩みが繊細に描かれていて、物語に引き込まれていきました。

ユーモラスな部分もありとても面白い作品でした。見終わった後、温かく幸せな気分

になれる作品でした。工芸高校さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。

大阪産業大学附属高校

中山創太

22日ウイング精華高校 観劇ブログ

開演直後の土下座がトリッキーな演出で、印象に残っています。ネタと真剣な場面のメリハリがあって、最後まで飽きずに楽しむことができました。一人一人のキャラも個性的で、ドアの開け方など細かいところにも個性がでていました。丸山あん役の庵ノ前弥ノ瑠さんのキャラがとても好きで、だいこんの衣装や繰り返し使われたセリフ「みかん食べる?」など、可愛くて面白かったです!一人芝居を音響をかけずに間を持たせることができていて役者の見せ場もちゃんとあり、とても勉強になりました!お疲れ様でした。(阿倍野高校 久保友紀)

 

 

遅くなってすみません。

 

 

阿倍野高校「たまねぎ」を観劇いたしました。
可動式のパネルを使って、場面ごとに違った雰囲気が出ており、一つの装置で色々な表情を見せることが出来るのだとわかりました。
役者さんもそれぞれの役をうまく演じていたと思います。全体を通して、役者ひとりひとりの間が少しずつ違っていたのが惜しかったと思います。
音響さんと照明さんは、タイミングがぴったりでした。特に、敵が侵入してきた場面が良かったと思います。
最後に脚本についてですが、お話上仕方の無いことかも知れませんが、全体的に暗転が多かったのと展開が早く感じました。たまねぎの特徴を捉えて、作品作りすることが出来ていて、とても良かったです。
池田高校 山上かりん

鶴見商業観劇レポート

鶴見商業らしい、パワフルな舞台でした。芝居がかったオーバーな動きがとても面白かったです。そして、舞台上に出ている役者、全員が一度もエネルギーを落とさずに全力で演技をしていました。高校演劇を全力で楽しんでいるようで、見ていて気持ちが良かったです。初めは、大阪らしいコミカルな話でしたが、だんだんいじめの話になりました。いじめは、誰にでも起こるかもしれないことなので、人ごとではないと思います。その現実を見事に再現していたと思います。(咲くやこの花高校 藤田沙也)