大谷高校「子供の一生」観劇レポート

7月31日(月) 一心寺シアター倶楽にて大谷高校さんの「子供の一生」を観劇させていただきました。

舞台上には何もなく、ラジオが流れている客入れ状態にはとても驚かされ、これからどんな舞台が上演されるんだろうとワクワクしていました。

診療所にいた3人と、社長と秘書の2人の会話はテンポが良く、とてもおもしろかったです。薬とキノコによって子供になり、さまざまな遊びをするところも楽しかったです。

4人が社長を仲間はずれにするやり方はとても子供らしいやり方でした。

しかしそんな前半から一転、後半に山田のおじさんが登場してからは、得体の知れない雰囲気にずっとビクビクしていました。山田のおじさんが診療所の皆を襲うシーンは音響、照明、役者の息をがぴったりと合っていて、泣きそうになるほど怖かったです。しかし観劇後は、山田のおじさんは子供の想像でしかなかったことに気づかされ、私自身も実体のないさまざまなことに左右されているなと思いました。

最後は朝日のような照明がとても美しく、思わずほっとしました。

お芝居全体を通して、音響と照明とキャストの息がとてもあっており、魅力的なシーンの数々を作っていました。大谷高校さん、お疲れさまでした!

当番校 清風南海高校演劇部