大阪女学院観劇レポート

大阪女学院高等学校さんの『籠の鳥 雲を慕う』を見させていただきました。一年の上田です。

劇全体の印象として、「二人劇」という枠にとらわれず途中で裏方さんが出てきて舞台のセッティングをしたり、ホワイトボードに時間の流れがわかるように日付を書いた紙を貼っていたりと色んな工夫がされており、見ていて驚くことが何度もあった作品でした。

演じる方は、どちらもどんな性格の役なのかが見ていてわかりやすく、とっさに出てくるアドリブや喜怒哀楽がよく伝わってくる表情などがよく印象に残っています。衣装の早替えもセリフなどでしっかりとつなげていて、ただただ凄いなと思いました。二人の学生が進路について悩みながらも互いに夢を見つけていくという内容の中で共感することも多々あり、最後に夢が叶ったと分かった時は思わず喜んでしまいそうになりました。また、音の出る鳥のおもちゃに話しかけるシーンでは何回聞いてもあの鳴き声に笑ってしまいました。

外にいる時と部屋の中にいる時の雨の音の変化や、回想シーンや日付が進む時に使われるたくさんの照明など音響さんと照明さんの工夫がたくさん見られて、どんな状況なのかが想像しやすく、とても見やすかったです。

役者の演じ方から照明・音響の工夫まで全てにおいて、たくさんのことを学ぶことができた素晴らしい公演だったと思います。
たくさんの勉強をさせていただきました。
ありがとうございました。

 

堺東高校